八戸学院光星 チーム引っ張る地元出身・下山 県外出身の選手とも思いは一つ

[ 2019年8月17日 11:00 ]

<八戸学院光星・海星>9回1死満塁、サヨナラ適時打を放ち、ガッツポーズする八戸学院光星・下山 (撮影・平嶋 理子)
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 準優勝した昨夏の金足農(秋田)に続き、今夏の東北勢には勢いがある。甲子園は9日目が終了した時点で16強に東北の3校を名を連ねた。仙台育英(宮城)、鶴岡東(山形)、八戸学院光星(青森)。特に八戸学院光星は、16日に行われた海星(長崎)との3回戦で7―6のサヨナラ勝利。一足早くベスト8入りを決めた。

 その中心にいるのが、6番の下山昴大内野手(3年)だ。初戦の誉(愛知)戦では開幕戦で満塁弾。3回戦ではサヨナラの適時打を放った。主砲の近藤遼一内野手(3年)によれば、「凄くまじめ」。甲子園遠征での宿舎でも、一人黙々と駐車場で素振りをしているという努力家だ。

 下山は八戸学院光星のスタメンの中で、唯一の青森出身。「入学当初は青森の方言が通じなかった」と笑う。奈良出身の近藤に、主将の武岡龍世内野手(3年)も徳島の出身。部内には特に関西出身者が多く、雑談などでは関西弁があふれかえっているという。

 下山を中心に劇的な勝利を続ける八戸学院光星の姿に、昨年主将を務めていた長南佳洋外野手(現明大1年)の言葉を思い出した。自身は福島出身で県外出身者が多いチームについて、「外国人部隊と言われることもあるんです」と、前置きした上で次のように語っていた。

 「どこから来ている選手も皆、東北に優勝旗を持ってきたい思いは一つなはず。自分は東北に初の優勝旗を持ってくるのが夢で、その近道が八戸学院光星だと思って入学を決めました。(雪の苦労もある東北で)練習して、そこで力をつけて勝つことに意味があると思っています」。

 昨夏は2回戦で無念の敗退。「視野が広くて気が使える人」と理想のリーダー像に長南を上げた武岡にも、考えは受け継がれているはずだ。それぞれの思いを持って集まった選手が、今夏どんな結果を残すのか待ち遠しい。(記者コラム・武田 勇美)

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