広島・大瀬良、初の無四球完封8勝 首位巨人に3差接近

[ 2019年8月3日 05:30 ]

セ・リーグ   広島7―0阪神 ( 2019年8月2日    マツダ )

9回1死一塁、完封勝利を挙げ、ナインとハイタッチをかわす大瀬良(撮影・大森 寛明)
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 広島・大瀬良大地投手(28)が2日の阪神戦で9回124球を投げ抜き、8勝目を挙げた。完封は今季2度目、通算3度目で、無四球で飾るのは6年目で初めてだ。真夏の連戦で救援陣を休ませる力投を見せ、5完投は両リーグ最多。エースとして3連勝へ導き、首位・巨人まで3ゲーム差に迫った。

 大瀬良は新たな投球術を模索しながら完封までたどり着いた。「真っすぐがいいとは思わなかった。カットボールもボチボチ…」。決め球は本調子ではなかった。2点優勢で迎えた4回には1死からソラーテ、大山の連打で一、二塁。福留に対してカウント2―2からの決め球に選択したのはフォークだった。外角低めに決めて中飛。続くマルテを145キロの直球で二ゴロに仕留めて、唯一得点圏に走者を背負った窮地を切り抜けた。

 「移動日で中継ぎにも負担をかけているし、“行かせてください”と伝えた。数多くフォークを投げられて、打者には邪魔になったと思う。アウトを取れる球種が少なくて苦しんできた中で、球種が増えたのは大きい」

 落ちる球を有効活用しながら124球、5安打で達成した6年目で初の無四球完封。今季5完投は両リーグトップだ。51日ぶりに勝った前回7月26日のヤクルト戦に続いてフォークを多投し、「大事な試合が続く中でひとつの道が作れた」と胸を張った。

 白星から遠ざかった苦しい期間、修正点は細部にまで及んだ。ワインドアップの途中でグラブを頭上に置く時間を長くすることで、視線にまでこだわった。「ミットとかの目標物を早めに見たくなかった。本当に状態が悪い時は相手に目線すら悟られたくない。だから、振りかぶる時間の長さも調節して、できるだけミットを見ないようにしている」。さらに癖も徹底的に見直し、不調脱出につなげた。

 エースとして3連勝へ導き、首位・巨人まで3ゲームに接近。緒方監督からは「エースの投球に尽きる。バッテリーの完封」と称えられた。真夏の連戦で救援陣の温存にも成功。さらなる連勝街道へつなげる完封劇だった。(河合 洋介)

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