【群馬】前橋育英 県勢初の4連覇 梶塚40回無四球

[ 2019年7月28日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権群馬大会決勝   前橋育英3―0前橋商 ( 2019年7月27日    上毛新聞敷島 )

甲子園出場を決め歓喜の前橋育英ナイン(撮影・西川祐介)
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 群馬のタフネス右腕が史上初となる大会4連覇に導いた。前橋育英のエース・梶塚が3安打完封。プロ注目の前橋商・井上との投げ合いを制した。ピンチらしいピンチは4回2死一、三塁だけ。この場面も西岡を右飛に打ち取り、「バックを信頼して、打たせて取る投球をするだけだった」と5度目の夏の聖地に導いた。

 大船渡・佐々木が岩手大会決勝を回避したことが話題になっているが、この右腕は初戦から全5試合に先発し、準々決勝と準決勝でも完投。スタミナの秘密は「日々のバランスの良い食事と交代浴」とし、「投手は完投が基本」と時代に逆行するような鉄腕ぶりを発揮した。「決勝を見据えて隠してきた」と、この試合でチェンジアップも解禁。周到な準備が大一番で生きた。

 今大会40イニングで4失点。無四球(死球は5)という「精密機械」ぶりも圧巻だ。普段の練習から「打者の左右にカウントと状況を想定している」と頭の中にストライクゾーンの九分割ができている。「もちろん優勝を狙います」。エースは13年夏以来の全国制覇も視野に入れる。 (武田 勇美)

 ○…前橋育英が群馬大会初の4連覇。これまでの最高は79~81年の前橋工、98~00年の桐生第一でともに3連覇だった。特に99年の桐生第一は日本ハムなどで活躍した正田樹、楽天などでプレーした一場靖弘と大広翔治らを擁し、県勢初となる全国制覇も成し遂げた。

 <群馬前橋商>9年ぶりの優勝はならなかった。最速144キロ左腕・井上は10安打を浴びながら、7回1/3を3失点と粘りの投球。それでもチームが勝ちきれなかっただけに、「先制点を与えてはいけなかった。スライダーを見極められて苦しい投球になってしまった」と号泣した。進路については「まだ決めていないけど、プロになることが夢。徐々に考えていきたい」と話すにとどめた。

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