【東東京】関東第一 3年ぶりの聖地へ 背番号10の谷 26回無失点

[ 2019年7月28日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権東東京大会決勝   関東第一4―0都小山台 ( 2019年7月27日    神宮 )

優勝を決め大喜びの関東第一・谷(左)ら関東第一ナイン(撮影・西尾 大助)
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 くるりと背番号10を本塁へ向け、関東第一・谷は両腕を突き上げた。143球目。最後の打者を高めの直球で空振り三振。3年ぶり8度目の聖地への切符を手にした。

 「みんなでここを目指してきたので、うれしい。結果的に2安打だったのは、球の質的には良かったのかな」

 最速143キロの直球とスライダーを軸に、7四球も2安打完封。「持ち味は荒れ球。逆に狙いづらかったのかな。普段はもう少し(四球が)少ないんですけどね」とおどけた。背番号1の土屋と二枚看板。この日朝、先発を告げた米沢貴光監督は「彼(谷)を信頼した。尻上がりによくなった」と称えた。

 昨秋は背番号1。年末に東京選抜としてキューバ遠征にも参加した。その後は同じ3年の土屋が1番を背負った。「土屋の方が安定感が上。でもタイプが違う。悔しいけど、自分は速球を磨けばと思った」。今大会は3試合で26回無失点。3試合で18回4失点の土屋をしのいだが、「おいしいところを持っていけ」と試合前に緊張をほぐしてくれた土屋にも「背中を押してくれた」と感謝。大会前に母・絵里子さんからもらった「2人で頑張りなよ」の言葉通り2人で、16年以来の優勝の原動力になった。

 入学直後、初めての寮生活では無人の大広間で、大の字で寝るのがひそかな気分転換だった。それが最後の夏は、神宮の大観衆の前で大きなガッツポーズ。「行くからには、優勝目指して勝ちにこだわっていきたい」。平成最初の夏は帝京が全国制覇。同じ東東京から、関東第一が令和最初の頂点を目指す。 (春川 英樹)

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