【西東京】八王子実践、日米融合1勝 河本ロバート監督初陣飾る

[ 2019年7月11日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 西東京大会2回戦   八王子実践11-7明学東村山 ( 2019年7月10日    上柚木公園 )

守備練習でノックをする八王子実践・河本ロバート監督
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)の地方大会は10日、千葉、埼玉などが開幕し16大会で104試合が行われた。西東京大会では、ドジャース傘下のマイナーでプレーした経験を持つ八王子実践の河本ロバート監督(33)が初陣を飾り、3回戦に進出した。11日は岩手、山形、長崎が開幕し、25大会244試合が行われる。

 米国人の父を持つ河本ロバート監督が大きく息を吐いた。今春の都大会後、コーチから昇格。公式戦初白星に「緊張しました。夏初戦で選手は硬くなったけど。僕の勝利よりチームが勝てたことがうれしい」。ナインから「ロバートさん」と呼ばれた新監督は端正な顔をほころばせた。

 試合は6回終了時点で6点差。コールドも見えたが、2年生エース後藤が変化球の精度を乱し、終盤に4点差まで迫られた。結局「100球以上投げさせたくない」とのポリシーに反する9回159球も「流れを変えたくなかった」と話した。

 亜大卒業後、ドジャースのマイナーリーグでプレーした経験を生かし、日米の長所を融合して強化に取り組んだ。「メジャーは個々のパフォーマンス意識が高く、バント練習はやらない。日本は状況に応じ勝つための戦術が緻密。でも“指導者は絶対”じゃない。組み合わせてやれれば」。ナインとの会話も緊密だ。片江主将は「距離が近い。体のメカニズムは答えてくれますし、休める時は休めと言ってくれます」と話す。練習時間も「働き方改革」に合わせ、2時間程度に短縮した。

 元投手としてフォーム矯正は得意だ。「僕は左足が開く癖があったけど内股にためて投げる瞬間、力を解放する投げ方を体現してくれた。去年は最高128キロが144キロまでいきました」と後藤。新人監督の下、選手は急成長を遂げる。

 順調に勝ち進めば4回戦で昨夏甲子園4強の日大三と対戦する可能性がある。「チームとして三高さんとやりたい。三高さんにいかに勝てるかやってきたので」。身長1メートル90のロバートさん率いるナインが突き進む。 (伊藤 幸男)

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