広島5連敗で巨人と6差 菊池4年ぶり1番 打線組み替えも…

[ 2019年7月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2―7ヤクルト ( 2019年7月4日    横浜 )

<広・ヤ>3回裏無死一、二塁、菊池涼は遊ゴロに倒れる (撮影・奥 調)
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 広島は4日のヤクルト戦に敗れ、引き分けをはさみ今季ワーストに並ぶ5連敗となった。菊池涼介内野手(29)を4年ぶりに1番で起用するなど大幅に打線を組み替えたが奏功せず。鈴木誠也外野手(24)も5月29日ヤクルト戦以来となる1試合2本の長打を放った一方で3回の満塁機で併殺に終わるなど噛み合わなかった。最大14あった貯金は1まで減り首位・巨人とのゲーム差は6まで開いた。

 「奥の手」を持ってしても勝利をつかむことはできなかった。1番打者のチーム打率が12球団最低(・206)でチャンスメークが難しいことから、2番に固定し続けた菊池涼を15年8月20日以来、4年ぶりに「1番」で起用。西川を2年ぶりに「2番」に入れメヒアを初めて「3番」に据えたが、菊池涼は4打席無安打と機能せず。西川は2安打したが劇的な“化学反応”は起きず、高ヘッドコーチも「(1番を)固定できない。我慢の時」と悩ましい表情を浮かべた。

 上位が固定できない上に、4番鈴木もかみ合わなかった。2回先頭で三塁線突破の二塁打を放ち、6回2死無走者では左中間への打球で迷うことなく二塁を陥れる好走塁(記録は二塁打)で5月29日ヤクルト戦以来の1試合複数長打をマーク。ただ、逆転を許した直後の3回、1点を返し、なおも1死満塁の絶好機で三ゴロ併殺に倒れた。チームとしても6イニングで先頭が出塁するなど塁上をにぎわせたが得点は内野ゴロの間と押し出し四球による2点だけ。厳しい現状だが、鈴木は目を背けずに受け止めた。

 「適当にやっている選手はいない。ここ3年間いいシーズンを送らせてもらったけど、こういう時もある。勉強だと思って1試合1試合無駄にしないようにしたい」

 試合前の全体練習には松田元オーナーが異例の視察に訪れた。緒方監督、前監督の野村謙二郎氏(スポニチ本紙評論家)と約20分間談笑し、指揮官には「負けるのはしょうがない」と声をかけた。「これ(波)がある。だが、貯金があるのならまだいいと思う」と再度の上昇を信じて待つ構えだ。

 引き分けを挟む5連敗で、最大14あった貯金は1まで減った。首位巨人とは6ゲーム差となり球宴前の首位再浮上は消滅した。3位DeNAには0・5ゲーム差まで迫られた。

 本拠地マツダスタジアムでは4年ぶりに6連敗を喫し、緒方監督は「なかなか地元で勝てなくてファンに申し訳ない」と謝罪した。我慢の時間は、想像以上に長く険しい。(河合 洋介)

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