阪神完敗で4位後退 マルテ走者置き4度凡退 矢野監督「そこが課題」

[ 2019年7月5日 05:45 ]

セ・リーグ   阪神2―7DeNA ( 2019年7月4日    横浜 )

<D・神>3回2死二塁、右飛に倒れたマルテ(撮影・島崎忠彦)
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 阪神は4日のDeNA戦に完敗し、横浜スタジアムでは4年ぶりのカード負け越しで再び4位へ後退した。首位の巨人からは、ついに7・5ゲーム差。過去5度のリーグ優勝は最大6・5差までで、“デッドライン”を超えた。ジェフリー・マルテ内野手(28)が3度の得点圏を含む走者を置いた4打席で凡退し、外国人打者の差が勝敗に直結。獲得交渉が大詰めを迎えているヤンガービス・ソラーテ内野手(32=マーリンズ傘下)の加入が待たれる。

 助っ人の実力差が勝敗を大きく分けた。好相性を誇っていた横浜スタジアムでは痛恨の4年ぶりカード負け越し。先手を奪いながらマルテの不発が響き、終わってみれば完敗だった。決定打を欠いた敗戦を受けて矢野監督は改めて好機での工夫を課題に挙げた。

 「得点圏で相手が一番どうやって打ち取ろうかという攻めの中でのバッティングというところでは、ランナーがいない時と同じような感じでは攻めて来ないんでね。そこが課題になってくる」

 見せ場はことごとくマルテに回った。大山の先制打が出た初回は後続の2死二塁でフルカウントから外角速球をあっさり見逃して三振だ。3回も大山の同点打の後、2死二塁で今度は1ストライクから2球目の甘い直球を打ち損じて右飛に倒れた。1点を追う5回2死一、二塁ではフルカウントからフォークボールで空振り三振。3度の好機を生かせなかった。8回1死一塁での遊ゴロ併殺打も合わせ、4打席すべて走者を置いて凡退した。

 対照的にDeNAは1、3、5回の得点に助っ人勢が絡んだ。同じ5番に座るロペスは初回2死一、二塁からミート重視の打撃で右前へ同点打。5回2死一塁では左越え二塁打の長打を放った。3番・ソトもリーグ最多25号ソロを含む2本の長打で役割に応えた。

 巻き返しには得点力増が急務だ。特に外国人打者の総本塁打6本はリーグ最低に甘んじる。既に緊急補強策としてソラーテと基本合意に達し、獲得交渉が大詰めを迎えていることが表面化。谷本修球団本部長も「できるだけ(契約を)早くしたいとは思っています」と認めた。米大リーグ通算75本塁打の実績を持ち、今季はジャイアンツなどでプレーした両打ちの強打者。本職の三塁を含む内野の全ポジションを守れ、外野経験もある万能タイプだ。

 首位の巨人には7・5ゲーム差まで引き離され、球団史では逆転優勝のない“領域”に足を踏み入れた。前例のない逆襲には起爆剤が不可欠だ。それも、爆発的な――。猛虎は新たなピースの早期加入を待ちわびている。(山本 浩之)

 ▼阪神マルテ 点を入れたいと思って打席に入っているが、うまくいかなかった。明日から自分を見つめ直して、野球をやりたい。甲子園で勝てるように頑張ります。

 ≪最終盤で6・5差逆転≫阪神がリーグ優勝した過去5度のシーズンで、首位チームに付けられた最大ゲーム差は1964年の6・5。7月26日時点で47勝37敗1分けの2位から首位・大洋(55勝32敗)を追いかけるマッチレース。シーズン139試合目の9月30日の中日戦で逆転優勝を決めた。

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