阪神マルテ、昇格即先発で初安打「貴重な試合になった」

[ 2019年4月30日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―0中日 ( 2019年4月29日    ナゴヤD )

9回無死一塁、マルテは左前打を放つ(投手・小熊)(撮影・大森 寛明)
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 阪神のマルテが「平成」に間に合った。4月29日に1軍昇格すると即、同日の中日戦(ナゴヤドーム)で「6番・一塁」で先発起用され、初出場。初安打を放ち、「花丸デビュー」を飾った。

 「うれしく思っていますし、何よりチームが勝てたことが一番、うれしい。これから日本でやっていく中で、貴重な試合になりました」

 一塁塁上で笑顔の花を咲かせたのは、9回無死一塁の第4打席だった。フルカウントから5球連続のファウルで粘り、11球目の内寄りの147キロ直球を、左前へはじき返した。そして守備でも存在感を示した。

 「自分の捕球の方が早かったという確信があったので、アピールしました」

 初回1死二塁から大島の二ゴロを処理した糸原の送球を、腕と足を伸ばして懸命につかんだ。いったんはセーフと判定されたが、即座にベンチへ向けてアピール。リクエストの結果、判定を覆した。さらに、雰囲気作りにも積極参加。矢野監督から掛けられた「エンジョイ」の言葉に呼応し、「なんとかイニングごとに笑顔でチームを鼓舞できたらと思って、やっていました」と頬を緩めた。

 「正直1カ月は長かったですが、1年間、自分が健康でいるために大事な1カ月と思ったので、そこまで気になりませんでした」
 
 3月16日に右ふくらはぎ痛を発症し、出遅れた。もどかしいリハビリ期間は1カ月に及んだが、ほぼ毎日、母国ドミニカ共和国で自身の活躍を願う最愛の家族に電話を掛け、心を奮い立たせた。そして、ようやく本来の居場所にたどり着いた。

 指揮官も「全体的には(打線が)良い形になりつつあるかなと思う」と打線強化に期待を寄せた。「令和」反攻へ、役者がそろった。(惟任 貴信)

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