広島、今季初の連勝 会沢サヨナラ打「これから必ず巻き返す」

[ 2019年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2―1DeNA ( 2019年4月19日    マツダ )

延長10回1死満塁、会沢(中央)はサヨナラ打を放ちナインの祝福を受ける (撮影・奥 調)
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 今季初のサヨナラ、そして連勝だ。広島は19日のDeNA戦(マツダ)で1―1の延長10回1死満塁から、会沢翼捕手(31)が中越えのサヨナラ打。1点を追う8回に代打・西川龍馬内野手(24)が放った同点打が2試合連続の逆転勝利につながった。2連勝で借金は6に減った。

 打った瞬間に右拳を突き上げた。同点の延長10回、パットンが3四球を与えた1死満塁の絶好機で、会沢に打席が回った。2ボールとなって押し出し四球が頭をよぎっても、「積極的に打ちに行こう」と心は決まっていた。3球目、真ん中付近の直球を右中間の最深部に運ぶと、一斉に飛び出してきたナインからウオーターシャワーを浴びた。

 「仲間を信じて、いつか、こういうチャンスが来ると思っていた。心は熱く、頭は冷静ではないけど、楽な気持ちで打席に入った」

 今季は、打率・239と低調。これから長く厳しいシーズンを見据えて、道具から見直した。昨季も練習中に試していたフェースガードをヘルメットに装着。さらに、「首への衝撃で、去年結構キツイ時期があったんだよね…」と、キャンプ中に、巨人・阿部らが採用しているヘルメットとマスクが一体型になった“ホッケー型マスク”を試したこともあった。満身創痍(そうい)で乗り越えた昨季を上回るため、考えられる策を全て打ってから迎えた今季だった。

 そして劇勝には、会沢が「頼りになる後輩」と称えた、もう一人のヒーローがいた。得点を奪えなかった今永が降板した8回だった。2死無走者から連続四球で一、二塁。代打・西川がコールされると、投手が三嶋から左腕・砂田に代わった。2球で追い込まれても動じない。「どうしようかなと思ったけど、割り切って振っていこうと思った」。カウント1―2からの4球目、外角のスライダーに食らいついて中前に運んだ。これで、3試合連続で代打での打点。チームが上昇気配を見せているのは、切り札として打線を刺激し続けた西川の功績も大きい。

 今季初のサヨナラ勝利、そして連勝に、緒方監督は「こういう僅差のゲームを勝てたのは大きい」と、うなずいた。殊勲の会沢は、お立ち台で宣言した。「選手は1試合も諦めていません。これから必ず巻き返します」。赤ヘルの逆襲が始まる予感がする。(河合 洋介)

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