中日1046日ぶり貯金 京田に“あいみょん効果”、堂上と満弾競演

[ 2019年4月14日 05:30 ]

セ・リーグ   中日10―2阪神 ( 2019年4月13日    甲子園 )

<神・中>4回無死、右越えに満塁本塁打を放つ京田=投手・岩貞(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 中日が今季初の3連勝で、16年6月1日以来1046日ぶりの貯金1とした。立役者は京田。プロ3年目で初の満塁本塁打を放つなど自己最多5打点を挙げ、いずれも今季最多17安打10得点の猛攻を呼び込んだ。

 「チャンスだったので初球から積極的に振る意識でした。(満塁弾は)人生初です」

 2―1の4回無死満塁の絶好機で結果を示した。岩貞の初球、内角スライダーを強振。右翼席へ叩き込む2号グランドスラムで、敵地をため息で包んだ。

 これぞ“あいみょん効果”だ。「アゲ歌ですね」。9日の巨人戦から登場曲を「マリーゴールド」に変更すると、いきなり3安打猛打賞。この日も、2回の右前適時打を含む3安打猛打賞で、登場曲変更後は4試合で打率・421(19打数8安打)。くしくも、あいみょんは甲子園のある兵庫県西宮市出身で、敵地で後押しを受けた形だ。

 8回には堂上も2号満塁弾。16年8月28日の広島戦以来自身2本目の一発で駄目を押した。1試合2満塁本塁打は、球団では95年6月15日ヤクルト戦でのホール、立浪以来3度目。与田監督も「これだけ援護をもらってね、投手としては助けられたよね。(堂上の満塁弾も)次の1点がどうか、というところでしたしね」と称えた。

 ≪日本人コンビ50年ぶり≫中日は4回に京田、8回に堂上が満塁本塁打。チーム1試合2満塁本塁打は、昨年8月26日西武戦のソフトバンク以来史上26度目のプロ野球最多タイ記録。中日では95年6月15日ヤクルト戦(ホール、立浪和義)以来3度目で、日本人コンビでの達成は69年9月3日広島戦(江藤慎一、江島巧)以来50年ぶりとなった。なお、阪神が1試合で2本の満塁本塁打を喫するのは初めて。

続きを表示

この記事のフォト

2019年4月14日のニュース