ドラフト候補 慶大・柳町3安打「初球から振る意識」、開幕戦で立大下す 

[ 2019年4月14日 05:30 ]

東京六大学野球春季リーグ戦1回戦   慶大4―1立大 ( 2019年4月13日    神宮 )

<立大・慶大>3回無死、中前打を打つ柳町(撮影・荻原 浩人)
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 春季リーグ戦が開幕し、1回戦2試合が行われた。慶大はドラフト候補の柳町達内野手(4年)が3安打を放ち通算88安打とするなど、計11安打4得点で立大に先勝した。開幕直前に青木久典監督(46)が過去の暴力行為により謹慎処分となった法大は3投手による完封リレーで東大に先勝し秋春連覇へ発進した。

 慶大は1番・柳町が初回、立大のエース田中誠の初球を振り抜いて中前打。2死一、二塁から正木の中前打で先制のホームを踏んだ。「追い込まれると打率は悪くなる。今まで消極的でしたが、春は初球から振る意識です」。3、7回にも中前打でリーグ通算安打を88に伸ばした。慶大では11人目となる100安打については「まだ早い」と謙虚ながら「1番は最初に打席が回ってくる。そこで出塁することを目指している」と話した。

 昨秋の早慶戦では9回逆転負けでリーグ3連覇を逸した。「我々はあの敗戦から終わっていない」と大久保秀昭監督。前夜は卒業した4年生から「頼むぞ」とラインが届いた。「3安打は打てたけどまだまだ」。チームのため柳町は貪欲だった。

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2019年4月14日のニュース