王柏融 延長11回、来日初V打で日本ハム4戦ぶり勝利

[ 2019年4月11日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム3ー2ソフトバンク ( 2019年4月10日    ヤフオクD )

延長11回2死一、二塁、右前適時打を放つ王(撮影・岡田 丈靖)
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 もう負けられない。日本ハム・王柏融の勝利への執念だった。延長11回2死一、二塁。右腕・松田遼のフォークに必死に食らいついて拾った打球が右前へ転がる。4時間7分の死闘にケリをつける来日初の決勝打にガッツポーズを繰り返した。

 「前の4打席は凡退していたので、絶対に打ってやると思っていた。“やった”という気持ちだった」。最近3試合は2敗1分け。前日は中断時間を含め4時間28分の末に延長10回3―3の降雨コールドゲームだった。チームに4試合ぶりに白星をもたらし、疲れも吹き飛んだ。

 ヤフオクドームは17年3月に台湾プロ選抜として出場した侍ジャパン戦で則本昂(楽天)からバックスクリーンに強烈な逆転2ランを見舞った思い出の球場。さらに試合前には台湾出身の「偉大な先輩」、ソフトバンク王貞治球団会長と初対面。今季から日本でプレーする王柏融を気にかけて「挫折は必ずある。くじけずに頑張って」と励まされ「会えてうれしかった。(激励の言葉を)頭に入れておきたい」と感激の表情を浮かべた。

 低迷する打線において打率・279はチームトップ。栗山監督は異国の地で挑戦する姿を教え子の大谷(現エンゼルス)に重ねる。「(王柏融は)翔平の裏返し。国を背負って野球をやることの大変さは痛いほど感じている」。指揮官の熱い思いに応えた。

 ただ、チームは今季11試合で1試合平均3・2得点とまだ浮上の兆しをつかめないでいる。低迷する打線の中で王柏融がバットで刺激を与え続ける。(東尾 洋樹)

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