静岡西 静高を撃破 春季高校野球静岡県中部地区大会

[ 2019年3月28日 05:30 ]

春季高校野球静岡県中部地区大会 2回戦   静岡西3-1静岡 ( 2019年3月27日    清水庵原 )

静高打線を4安打1点に抑え、意気揚々と整列に向かうエース左腕・山梨
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 第66回春季高校野球静岡県中部地区大会が27日、静岡市の清水庵原球場ほかで開幕。静岡西が県内最多春夏通算41度の甲子園出場を誇る名門・静岡高を破る波乱を起こした。

 俊敏な動きで一塁ベースカバーへ走った。エース左腕・山梨勝也投手(3年)は中村駿一塁手(3年)からウイニングボールとなる送球を受け取ると、グラブをはめた右手を高々と突き上げ勝利をアピール。「“あの静高に勝ったんだ”と凄くうれしかった。自分でもビックリです」と目尻を下げた。

 じらし投法が見事はまった。もともとしっかり間を取って投げるタイプだが、いつも以上に1球に時間をかけて投じた球数は161球。しかも、球威があるわけでもない。変化球もワンバウンドが目立ち、与えた四球は9つを数えた。「(四球は)ギリギリを攻めることを考えたら仕方ないと思って」と強豪相手に開き直れたことも奏功した。

 仲間からの援護射撃にスイッチも入った。3回1死一塁では主将の中山慎之介捕手(3年)が「過去最高の送球」で盗塁を刺し、相手の足を完全に封じ込めることに成功した。さらに、その女房役が6回1死満塁では先制の2点右前打。1番・丸山海矢左翼手(3年)も右前適時打で続いた。「中山の先制打は全員がビックリしました」と勇気づけられ、4月1日付で川根に異動する森下和光監督(30)に対しても「負けてばかりでは申し訳ないので」とギアを上げた。

 過去にも静高との因縁がある。昭和の最後となった88年第70回夏の県大会2回戦で、赤堀元之投手(48=現中日1軍投手コーチ)や天野義明内野手(48=現山岸ロジスターズ監督)、梶山義彦外野手(48=現三菱自動車岡崎コーチ)といった“最強スター軍団”と騒がれた優勝候補に、5―4で勝利して番狂わせを演じていた。平成の最後に再現した山梨は「奇跡です」、中山も夢のような感じ。信じられない」と表現した。どうせなら17年ぶりの県大会出場で指揮官を送り出す。(小澤 秀人)

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