阪神 原口、大腸がん手術から合流 今季中の1軍誓う「お立ち台でやりたいことがある」

[ 2019年3月8日 07:30 ]

ユニフォーム姿で大腸がん啓発チャリティーグッズ「グッチブレス」を手にポーズをとる原口(撮影・坂田 高浩)
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 大腸がんからの復活を目指す阪神・原口文仁捕手(27)が7日、鳴尾浜球場の球団施設でトレーニングを開始した。1月下旬の手術後初めてユニホームを着用。午前中には甲子園球場を訪れて首脳陣、選手らにあいさつするなど待望の“合流”を果たした。初日から約4時間にわたって体を動かし、今季中の1軍復帰と本拠地お立ち台への帰還を誓った。

 原口が大腸がんの公表後初めて公の場に姿を見せた。背番号94のユニホームをまとった姿は、決してやせ細ったようには見えない。むしろ輝く目が印象的に映った。

 「本当にうれしい気持ちです。たくさんの方に支えられて、助けていただいて、お世話になって感謝の気持ちでいっぱいです。ユニホームを着るということは野球選手にとってのお正月だと思っていたので、少し遅れてしまいましたが、今日を迎えられてよかったなと思っています」

 トレーニング開始に先立って午前中は甲子園球場のクラブハウスを訪れた。矢野監督ら首脳陣、チームメートにあいさつ。鳴尾浜球場へ移動して報道陣に対応後、トレーニング室で自転車をこぐなど4時間にわたって精力的に体を動かした。

 「たくさんの手紙やSNS上でのメッセージコメントや気持ちのこもった千羽鶴などをいただいて、勇気をもらいました。これからは僕が必ず1軍で活躍して、夢や希望を与えられるように頑張っていこうと思います」

 1月下旬の術後は節々でSNSを通じて自分なりの思いを発信。多くの人に支えられたことで気持ちも前向きになれたという。

 「必ず今シーズン中に1軍の舞台、甲子園に戻って活躍したい。お立ち台に上がって、やりたいこともあるので。それを目標に準備していきたい」

 昨季は代打率・404の活躍。代打安打23本は桧山進次郎の球団記録に並び、殊勲の壇上では「必死のパッチで打ちました」と絶叫して甲子園球場を沸かせた。病気が判明する以前の昨年末に開催したファンミーティングでは名字に引っかけた「必死のグッチで打ちましたー!」の新フレーズを公募で決めた。原口の「やりたいこと」を誰もが心待ちにしている。

 手術の詳細は伏せられ、今後も鳴尾浜の球団施設を拠点に体調を見ながらトレーニングを進める予定。病という壁を乗り越え、一人の野球人として強くなった今、グラウンドを駆け回る姿が待ち遠しい。(長谷川 凡記)

 ◆原口の経過

 ▽1月24日 大腸がんを患っていることをツイッターで公表。「プロ野球選手という立場でこの病気になった事を自分の使命だと思えます。常に前だけを向いて進んでいきます」と心境をつづり、近日中の手術予定も明かした。

 ▽1月31日 ツイッターを更新して「先日、無事に手術終えました。順調に回復しています」と報告。関係者によれば25日に入院し、26日に手術を受けた。

 ▽2月6日 ツイッターで「先日、退院しました。これから少しずつですがリハビリを始めていきます」と経過を報告。

 ▽3月4日 ツイッターを更新し、大腸がん啓発ブレスレット「グッチブレス」(940円+税)を販売して収益金全額をがん患者支援団体に寄付することを発表。

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