阪神　望月　７失点から変身　直球押しまくり３回零封

練習試合   阪神５―２楽天 （ 2019年2月14日    宜野座 ）

３回無失点の好投を見せた望月（撮影・北條　貴史）
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　矢野監督の秘蔵っ子が自慢の直球で押しに押しまくった。矢野阪神の対外試合初戦。栄えある“開幕マウンド”を託された望月は力の限り腕を振った。

　「監督からも言われていましたが、コースコースを狙うより、大胆に攻めようと」

　３回２死まで圧巻の完全投球。村林に中前打を浴び、連続四球で満塁のピンチを招いたが、島内を１４８キロ直球で左飛に仕留めた。最速は１４９キロを計測し、３回を１安打無失点。ウイニングショットはすべて直球だった。「０で抑えたのは価値がある。（３投手とも）まだ１軍で勝てるというところまではいっていない」と指揮官。厳しい評価は期待の裏返しでもある。

　７日の紅白戦で２回８安打７失点。雪辱を期したマウンドだった。登板後はブルペンに直行。得た課題と収穫をすぐ体に染みこませた。開幕ローテ入りへ、生き残りをかけたサバイバルは続く。さらなる高みを目指し、鍛錬を続ける。（吉仲　博幸）