木田画伯 新米投手コーチ支えてくれるブルペン捕手に感謝の日々

[ 2019年2月15日 08:00 ]

木田画伯が描いた練習を支える裏方さん
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 日本ハムの木田優夫投手チーフコーチ(50)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、キャンプで日々の練習を支える裏方さんについて。投手陣の練習に黙々と付き合ってくれるブルペン捕手は、チームにとってなくてはならない存在です。新米の投手コーチとして練習メニューを組み、消化していくことの大変さを痛感している今キャンプ、改めてその存在に感謝しています。

 ファイターズは現地時間の12日(日本時間13日)に米アリゾナキャンプを打ち上げ、その日深夜にフェニックス空港を出発し、チャーター機で14日朝、那覇空港に到着。そのまま沖縄県名護市に入りました。

 アリゾナキャンプでは投手陣に大きなケガがなく、大きく調整が遅れる投手もなく、順調にスケジュールを消化できました。投手コーチとして初めての春のキャンプを過ごしてみて、改めて毎日の練習メニューを組むことの大変さを感じています。チームの全体メニューとの絡みやピッチングをする投手としない投手の振り分けなど、考えなければいけないことがたくさんありますし、当日になって変更しなければいけないこともたくさんあります。

 そんな中で助けてくれるのがブルペンキャッチャーの人たちです。今、1軍には梶原有司捕手、渡部龍一捕手の2人がいますが、このキャンプ中はファームから植村祐介捕手も手伝いに来てくれています。ダイヤモンドバックスのキャンプ地は広くて、ブルペンからバッティングをしているグラウンドまでも遠いのですが、急なメニュー変更があっても、嫌な顔をしないで行ったり来たりしてくれていました。また、全体のメニュー終了後に個人練習でブルペンに入る投手も多く、ブルペンで待たされる時間が長いときもあるのですが、それでもしっかり付き合ってくれていました。

 ところで「植村祐介捕手」とさらっと書きましたが、北照高校からファイターズに入団して投手をしていたあの植村です。僕も一緒に現役でプレーしていた投手ですが、今はブルペンキャッチャーになってチームを支えてくれています。これから始まる長いシーズンでは、ブルペンキャッチャーの支えがさらに必要になってきます。どうかよろしくお願いします。(日本ハム投手チーフコーチ)

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2019年2月15日のニュース