横浜・及川「テッペンを目指す」昨秋の悪夢バネに課題の下半身強化

[ 2019年1月26日 05:30 ]

センバツ出場32校決定

大先輩の松坂大輔の記念碑の前で健闘を誓う横浜・及川(撮影・荻原 浩人)
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 横浜の最速153キロ左腕、及川(およかわ)雅貴投手(2年)が誓った。「他校は(各地区秋季大会を)勝ち抜いたけど、自分らは選考で残った。そのプレッシャーはあるけど、テッペンを目指して期待に応える投球をしたい」。昨秋関東大会で出場推薦の基準となる4強入りを逃したが、関東・東京の最終6番目に滑り込んだ。エースは選出理由の一つに自身の存在が挙げられたことを意識していた。

 屈辱が飛躍への第一歩だ。関東大会準々決勝・春日部共栄戦で2回1/35失点KO。連投によるスタミナ不足が課題だった。12月以降は金子雅部長とフォーム矯正に着手。踏み出した右膝が折れ、体重移動のバランスも悪い欠点を直すため、特注の傾斜台=写真=を使った。斜度30度。普段のマウンドとは逆に、下から上へ踏み出すキャッチボールとシャドーピッチングを行って下半身を使う意識を強めた。憧れる菊池(現マリナーズ)の連続写真も参考にした。

 偉大な先輩、松坂(現中日)や涌井(現ロッテ)らに続く将来を見据え、現時点ではあえて直球とスライダーの2球種しか投げていない。選出に感謝しつつナインを引き締めた平田徹監督は「及川のチームと言っていい。全国の皆さんに見てほしかった。王道の投球を身につけ、次のステップに行ってほしい」と言葉を強めた。

 先の個人的目標は「競合指名され、ドラフト1位で入団すること」。自身も名を連ねる「高校生投手四天王」は今秋ドラフトの主役になるはずだ。ただ、目の前にあるのは平成最後のセンバツ。意気込みはすさまじい。「誰もが目指している舞台に立てる」と、春夏合わせ6度目の甲子園制覇を見据えた。 (伊藤 幸男)

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