新人王喜びの声 DeNA東「長いことプロの世界で」楽天・田中「本塁打と盗塁をもっと」

[ 2018年11月27日 18:43 ]

新人王に選ばれ、記者会見で笑顔を見せるDeNA・東(左)と楽天・田中
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 今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰する「NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD」が27日都内で開かれ、セ・リーグの最優秀新人はDeNAの東克樹投手(22)、パ・リーグは楽天・田中和基外野手(24)がそれぞれ受賞した。DeNAからの新人王は山崎康晃以来3年ぶり。楽天の新人王は則本昂大以来5年ぶりとなる。

 東は「このようなたいへん素晴らしい賞に選んでいただき光栄に思う。“東はこの一年で終わったな”と言われることのないようにこれからも頑張りたい。満足することなくさらなる高みを目指して体のメンテナンスとか頑張りたい」と述べた。目標の選手にはヤクルトの左腕・石川を挙げ「小さい身長でも、長いことプロの世界で生きていけるようになりたい」と1メートル70の22歳は“小さな大エース”を目指す。東は立命大から17年のドラフト1位で入団。開幕から先発ローテーションに入り、オールスターゲームにも新人で12球団で唯一出場するなど、シーズン前半から大車輪の活躍を見せた。最終的に公式戦24試合の登板でチームトップの11勝をマーク。防御率2・45は沢村賞の菅野に次ぐリーグ2位の成績を残し、全体294票中290票を集めた。

 田中は「このような素晴らしい賞に選んでいただいて大変、光栄。我慢して使っていただいた監督をはじめチームの方々にとても感謝している。来年、また別の形で戻ってきたい」と述べた。続けて「獲れるとは思っていなかったのでとてもうれしく思う。僕の場合は本塁打の数と盗塁の数を評価されたと思うので、もっと増やせるように頑張りたい」とさらなる高みを目指す。田中は立大の出身で、16年のドラフト3位で入団。入団2年目となる今年は、一軍で開幕を迎えるもののすぐさま2軍落ち。池山二軍監督の元でノーステップ打法に取り組み、5月下旬に一軍へ昇格すると一気にブレイクし、走攻守に渡って活躍を見せた。本塁打の打てるスイッチヒッターとしても注目されており、8月1日のオリックス戦では1試合左右両打席本塁打も記録している。最終成績は打率・265、18本塁打、45打点だった。

セ 有効投票数294票(1)東 290票(2)アドゥワ誠(広島)2票(3)京山将弥(DeNA)1票

パ 有効投票数258票(1)田中 112票(2)山本由伸(オリックス)70票(3)加治屋蓮(ソフトB)45票(4)藤岡祐太(ロッテ)17票(5)清宮幸太郎(日本ハム)2票

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