丸 2年連続MVP受賞 感謝のスピーチ「新井さんをはじめ…」

[ 2018年11月27日 18:46 ]

<NPBアウォーズ>MVPを獲得しスピーチする丸(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 プロ野球のタイトル獲得者らを表彰する「NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD」が27日に都内ホテルで開かれ、セ・リーグ最優秀選手(MVP)に広島・丸佳浩外野手(29)が選ばれた。丸は2年連続のMVP受賞となり、16年の新井から3年連続で広島勢の受賞となった。

 セでの連続受賞は08、09年のアレックス・ラミレス(44=当時巨人外野手、現DeNA監督)以来の快挙となった。

 丸は「このような賞を頂くことができてたいへん光栄に思っている。この賞を受賞できたのも日々、ご指導いただいている監督をはじめコーチの皆さん、サポートしてくれるチームスタッフの皆さん、そして新井さんをはじめ、チームメートの皆さん、家族、そしてファンの方々の声援があったからこそ。来シーズン、こういった賞を獲ることはなかなか難しいかと思うが、また、こういった場に立てるように頑張りたい」と述べた。

 その後のインタビューでは「うれしいけど自分でよかったのかなぁと。ケガで離脱していたし。いい数字を残せたが、143試合出て受賞したかった」とも語った。今季は右足の負傷で登録抹消があったものの、125試合に出場。打率・306、39本塁打、97打点の好成績をマークした。特に本塁打数は昨年の23本から大幅増で、本塁打王まであと一歩のところにまで迫った。

 また、リーグダトップの130四球を記録するなどで、自身初の最高出塁率を獲得。さらにはリーグ2位の109得点とチャンスメイクの役割も果たし、チームのリーグ3連覇に大きく貢献した。「打席の中で考え方がブレずに打席に入れた。以前はブレたことがあったが、今シーズンは貫こうと」。今オフはFA権を行使し、広島、巨人、ロッテと交渉。去就が注目されているが、来季も受賞となれば、阪急の山田久志(76〜78年)、オリックスのイチロー(94〜96年)に並ぶ史上最長3年連続となる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月27日のニュース