阪神・小野 指揮官と約束の目標15勝 大幅アップ更改も喜び控えめ

[ 2018年11月27日 05:30 ]

アップ更改に笑みがこぼれる小野(撮影・大森 寛明)
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 今季チーム2番目の7勝を挙げた阪神の小野は、900万円アップの2700万円(推定)で更改した。大幅増ではあるが喜びは控えめ。すでに来季に目を向けている。目標は10勝と言わず、球団では05年の下柳以来となる15勝に設定し「まずはそこを目標にやっていきたい」と力強く語った。

 いきさつは、秋季キャンプ中のことだ。矢野監督から来季目標を問われた際「10勝」と返答すると、「10じゃなく15やな。勝ち星だったら15とか、思っているものより上の目標を持ってやれ」と、指揮官からの言葉で上方修正した。約束はもちろん忘れていない。目標到達のために、すでにイメージもふくらんでいる。

 「やっぱり投げる試合で長いイニングを投げること。調子が悪い時でもその中で試合をつくる。そういった能力を来季は身につけていければいいかなと思います」

 今季は23試合の登板で、投球回は126回1/3。平均すると6回途中で降板していることになる。15勝を挙げる投手なら、7回くらいは平気で投げきらないといけない。規定投球回到達はもちろん必須。さらに15勝ならば貯金も必須だ。「まだ想像できないですけど、できる限り多くの貯金をつくれれば」と抱負を口にした。

 開幕ローテーションをつかむなど、昨季の2勝から大きく飛躍したが、今秋キャンプではもう一回り成長するために変化球などを磨いた。「自分もまだ次で3年目。年上の人に負けないように。挑戦者として臨みたい」。目標は常に上に置き、今年以上の飛躍の年にする。

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2018年11月27日のニュース