ロッテアジャ井上「そんなにもらっていいの?」大幅増年俸5000万円に心の声

[ 2018年11月27日 05:30 ]

大幅アップの5000万円でサインした井上は、来季から新設されるラグーンシートの前で「ホームランも大幅アップだ!」とガッツポーズ(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 その目で確認し、確信した。ロッテ・井上はZOZOマリンで契約更改交渉を行い、270%増の年俸5000万円でサイン。会見後、ヘルメットをかぶり、その足で向かったのは改装中の外野だった。

 「(今まで)フェンス直撃の打球がホームランになると思う。今年と同じように打てれば大台は乗るかもしれません」

 視察したのは来季から本拠地に新設されるホームランラグーンだ。両外野フェンスは最大4メートル前に出る。昨季まで4年間で4本塁打から今季はキャリアハイの24本塁打、99打点とブレークした男には「追い風」。球団日本選手では86年の落合以来33年ぶりの30本塁打に照準を合わせた。達成できれば03年の千葉移転後は初となる。

 ただ、浮かれた気持ちはない。3650万円の大幅増にも「そんなにもらっていいの?」と心の声が言った。増えた分は堅実に貯蓄に回す考えだ。「日本一の4番としてチームの顔になれるように頑張ります」。さらなる飛躍へ。ヘルメットの下の笑顔が輝いた。 (福浦 健太郎)

続きを表示

2018年11月27日のニュース