岸、零封宣言!日米野球第1戦先発 初の日の丸に「プレッシャーある」

[ 2018年11月9日 08:20 ]

日米野球第1戦   侍ジャパン―MLB選抜 ( 2018年11月9日    東京D )

キャッチボールで調整する岸(撮影・荻原 浩人)
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 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデングラブ賞が8日、発表された。9日に東京ドームで開幕する日米野球の初戦を任される侍ジャパンの岸孝之投手(33=楽天)はプロ12年目で初受賞。登板前日は神宮球場に隣接する室内練習場で、キャッチボールを行うなどして調整した。

 33歳にして初めて日の丸を背負う岸が、初陣となる「開幕戦」で無失点投球を宣言した。「初戦を任されるプレッシャーはある。いつも以上に緊張するだろうけど、理想は0に抑えること。日本が勝てるような投球をしたい」。登板前日の最終調整。ブルペンで捕手を立たせた状態で約40球を投げ込んだ。

 今季は最優秀防御率のタイトルを獲得した球界屈指の右腕だが、日の丸とは縁遠かった。09年WBCでは代表候補入りも最終メンバーに残らなかった。14年の日米野球は右脇腹痛で辞退。WBCで使用したローリングス社製のメジャー公式球は「滑る感じが強かった」というが、今回使用されるのはNPB公式球に近いSSK社のもの。「少し縫い目の山が高いぐらいで何とかなる」と話した。

 この日は12年目にして初のゴールデングラブ賞の受賞が決まり「守備の部分でも評価されたのはうれしい」と喜んだ。「今まで通り投げた方が良い結果が出ると思う。僕よりも体の大きな選手ばかりだろうけど、抑えたら気持ちいいだろうな」。スリムな体形のベテランはスタイルを変えず勝負する。(重光 晋太郎)

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2018年11月9日のニュース