ギータ 代名詞のフルスイングで叩き込んだ!自らの劇弾に満面笑み「ミラクル!」

[ 2018年11月9日 22:50 ]

日米野球第1戦   侍ジャパン7―6MLB選抜 ( 2018年11月9日    東京D )

<侍ジャパン・MLB選抜>サヨナラ2ランを放った柳田(撮影・白鳥 佳樹)
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 侍ジャパンへあまりに劇的な初戦サヨナラ勝ちをもたらしたのは、日本シリーズでも度肝を抜いたソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)のバットだった。

 投手陣が3発のアーチを浴びて4―6と2点差を追う展開で迎えた9回。ソフトバンクのチームメートでもある上林が1死から代打に出て安打&二盗成功でチャンスを築き、代打・会沢(広島)の中前適時打で1点差。一発出ればサヨナラ…という場面で打席に入った柳田はベンチ、そしてスタンドの期待をあっさりと実現した。1ボールから高めに浮いた直球を代名詞のフルスイング。ぐんぐん伸びた打球はバックスクリーンに吸い込まれ、劇的な逆転サヨナラ2ランとなった。

 ホーム付近で仲間たちに手荒い祝福を受けた柳田は、大歓声を浴びながら上がったお立ち台で「最高で〜す!」と雄叫び一発。4年ぶりとなる日米野球初戦でのあまりに劇的な勝利について感想を求められると「ミラクル!…はい!」とほくそ笑んだ。

 広島との日本シリーズ第5戦では4―4で迎えた9回、バットを折りながら右翼テラス席へ叩き込むサヨナラアーチ。この一発で王手をかけたソフトバンクは第6戦で一気に2年連続の日本一を決めた。日本シリーズでは「打った瞬間は”あっ、折れた”と思ったけど、歓声で”えっ?”って」と自身が一番驚いていたが、この日は「いや〜もうホームランかなって思ったんで。あの〜良かったです、はい」と喜んだ。

 それまでの4打席は二ゴロ、四球、敬遠、空振り三振と快音なし。5打席目に向かった時の心境を「来た球を、当たる球を、しっかり当てると。その中で自分のスイングをしようと思いました」と振り返った。インタビュアーから「シンプルですね〜」と声をかけられると「シンプル・イズ・ベスト!」と言って笑顔。「あざーす!」と続けて場内を爆笑に巻き込んだ。

 MLB選抜の印象については「カッコイイっす!」とキッパリ。チームとしては3本塁打を浴びたが、「ホームランは全部スゲーなと思ったんで。もうファンとして…いちファンが守ってました、センターに」と最後まで笑顔満開だった。

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