中日・与田新監督決定「良い結果を出すことが一番」

[ 2018年10月12日 05:30 ]

与田剛氏
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 中日の新監督に球団OBで楽天の投手コーチを務めた与田剛氏(52)が就任することが11日、正式に決まった。白井文吾オーナーらが10日の会合で就任を要請し、与田氏が受諾したという。森監督は退任し、編成部門のトップに就く。

 チームの再建を託された与田氏はこの日、スポニチ本紙の取材に応じ「こういった形でまたドラゴンズのユニホームを着させてもらうとは思わなかった。ありがたい気持ちです。大きな責任があるので良い結果を出すことが一番」と固い決意を口にした。

 西山和夫球団代表はクライマックスシリーズ進出の可能性がなくなった9月に森監督から辞意を伝えられたことを明かし、後任に「指導力。強くチームを引っ張っていただける、新しいドラゴンズをつくっていくのに最適な人」として与田氏が適任と判断。その上で「与田さんで最初から一本化していた」と内部昇格や他の候補者の存在を否定した。

 与田氏は90年ドラフト1位で中日に入団し、1年目に31セーブで最優秀救援投手と新人王を獲得。現役引退後は09、13年のWBCで日本代表の、16年からは楽天で、ともに投手コーチを務めた。就任会見は15日に行われる予定で「チームを盛り上げて支えていきたい」。6年連続Bクラスのチーム立て直しを誓った。(徳原 麗奈)

 《最初の大仕事はくじ引き》与田新監督の最初の大仕事は25日のドラフト会議となりそうだ。11日にナゴヤ球場でスカウト会議が行われ大阪桐蔭・根尾の1位指名を再確認。競合は避けられない状況で抽選となるのは確実だが、西山球団代表は「くじは新監督に引いてもらいます」と明言した。現役時代、最速157キロで鳴らした剛腕で交渉権獲得を目指す。

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2018年10月12日のニュース