ソフトB上林“第2の故郷”でお立ち台!同学年・松井からV打

[ 2018年4月8日 05:58 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―3楽天 ( 2018年4月7日    楽天生命パーク )

9回1死二、三塁、上林が右前適時打を放つ
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 仙台育英高時代の3年間を過ごした“第二の故郷”で初めてヒーローになった。決勝打を放ったソフトバンク・上林は「延長だけは嫌だった。寒かったので」と笑った。

 3―3の9回1死二、三塁。マウンドには楽天守護神の松井。同学年で「ガチガチに意識してる」存在だ。「直球とチェンジアップのイメージだけど、初球がスライダーだったので頭にはあった」。5球目、高めに浮いたスライダーを逃さずに右前に運んだ。

 プロ4年目の昨季は初めて1軍定着し、主に右翼で出場134試合。ただ、左投手が出てくれば交代を告げられる場面が多かった。この日、早めの継投策で救援陣をどんどん投入した工藤監督だが、9回の勝ち越しチャンスでは不動の構え。「(代打は)考えなかった」と将来の中軸候補に任せた。指揮官に打撃投手を務めてもらっての特打など対左投手の課題克服に取り組む上林は「“監督のおかげ”と書いておいてください」と破顔一笑だ。今年2月のキャンプで定位置を確約されなかったものの、競争を勝ち抜いた。開幕7試合連続安打でチームトップの打率・409。首脳陣の信頼は日に日に増している。

 柳田、内川、デスパイネの中軸はまだ本塁打なし。それを補うように2番本多のソロで先制し、1番今宮が2点タイムリーを放ち、8番上林が決勝打。下位から上位につなぐ形ができて連敗を「3」でストップ。工藤監督は「調子が良い人が仕事をしてくれている」と目を細めた。

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2018年4月8日のニュース