地元小山でも「レッツゴー、ヤスシー!」栃木・飯原兼任コーチ地元開幕で2安打

[ 2018年4月8日 17:35 ]

地元・小山でのホーム開幕・群馬戦に出場した前ヤクルトの飯原
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 前ヤクルトで独立リーグのルートインBCリーグ・栃木に入団した飯原誉士外野手兼コーチ(34)が、地元・小山市でのホーム開幕・群馬戦で二塁打を含む2安打と気を吐いた。

 1―7でチームは敗れたが、「3番・右翼」で出場した背番号9が輝きを放った。登場曲BoAの「AGGRESSIVE」はヤクルト時代と変わらず。地元ファンからは「レッツゴー、ヤスシー!」の声も飛ぶ中、ヤクルト時代と同じ応援歌が左翼席から流れた。

 3回無死一、二塁で鋭い中前打。本塁を狙った二塁走者は惜しくもアウトとなったが、鋭い打棒を発揮。0―7と敗色濃厚だった9回先頭では左越えの二塁打で出塁し、4番村田の右飛の間に三塁へ。5番ジョンの適時二塁打で唯一の得点を踏み、零敗を免れた。

 小山市出身で、県立小山高、白鴎大と、ヤクルト入団まで小山一筋。小山運動公園野球場は学生時代に何度もプレーした思い出の地だった。同球場での栃木主催試合では最多となる4162人のファンが集まった。

 「凄く懐かしくはありましたが、電光掲示板がきれいになったり変わってもいて。なにより学生時代にこんなに多くの観客の前でやったことはなかったので、久々に緊張しました」と飯原。昨年限りでヤクルトを退団し、地元で現役続行することを決断した。

 「負けてしまって残念です。(9回は)意地を見せたというよりは、これだけ多くのファンが来てくれたので諦めるわけにはいかなかった。そういう姿勢でチーム全体でやっていきたい」と白星で応えられなかったことを悔しがっていた。(後藤 茂樹)

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2018年4月8日のニュース