BC栃木・村田 3の0…初安打はまたもお預け「前を向いて野球をやりたい」

[ 2018年4月8日 16:23 ]

ホーム開幕となる群馬戦で4打数無安打に終わった村田 
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 前巨人で独立リーグのルートインBCリーグ・栃木に入団した村田修一内野手(37)は8日、ホーム開幕となる群馬戦(小山)に「4番・三塁」で出場した。打席結果は四球、遊ゴロ併殺、投ゴロ、右飛で3打数無安打。待望の移籍初安打はまたもお預けとなった。

 2回先頭の第1打席は、一度もバットを振ることなくストレートの四球で出塁。

 3回は1死一、二塁とチャンスで打席を迎えたが、ひっかけて遊ゴロ併殺に打ち取られた。

 6回1死走者なしでの第3打席は、力ない投ゴロに倒れた。

 9回は先頭の前ヤクルト・飯原が左越え二塁打。無死二塁で第4打席に入り、快音残して右方向へ力強い打球を飛ばしたが、フェンス手前で右翼手に捕球される右飛となった。

 守備でも2回にゴロをはじき初失策。その間に走者に生還されるタイムリーエラーとなった。5回にも先頭打者の鋭い当たりを捕れず、この回の追加点につながる失策が付き、2失策が記録された。

 試合は1―7で敗れた。群馬の元オリックス・カラバイヨに開幕から2戦連発となる2ランを浴びるなど、投手陣が失点を重ねた。

 村田は「僕のミスもあって点が入った場面もあり残念。ただ失敗したことは返ってこない。難しい打球も飛んでくる。それでもグラウンドに立ち続けるし、前を向いて野球をやりたい」と反省。フェンス手前で失速した飛球には「(本塁打の感触は)そういう感じではなかった。ちょっと差し込まれていました」と振り返った。

 この日は小山運動公園野球場での栃木主催試合としては、過去最多を更新する4162人のファンが訪れた。球場周辺には交通渋滞が発生し、「村田渋滞」が原因で開始の午後1時に球場にたどり着けないファンも大勢いた。

 「これだけの方に入っていただき、なんとかいいところをみせたかったが、空回りしてしまいました。(栃木は)野球に熱い方が多いし、野球熱が高いところでプレーできて感謝しています」と何度も大声援を浴び、素直に頭を下げていた。

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2018年4月8日のニュース