マー痛恨被弾で初黒星 味方先制直後「最悪のタイミング」

[ 2018年4月7日 05:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース2―5オリオールズ ( 2018年4月5日    ニューヨーク )

オリオールズ戦の5回、ラスマスの打球にグラブを出すヤンキース・田中
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 まさに痛恨の一球だった。ヤンキースの田中は5日(日本時間6日)、オリオールズ戦で今季ホーム初先発。1点の援護をもらった直後の7回、無死一塁から「曲がりもコースも甘かった」というスライダーを、4番ジョーンズに左中間越えへ逆転2ランを被弾した。

 6回までは3安打無失点の快投。スプリットがさえ、7三振を奪っていた。しかし、7回。直前までの対戦で23打数8安打(打率・348)と相性の悪いジョーンズに失投を捉えられた。「(味方の先制後の)最悪のタイミングでミスが命取りになってしまった」。1死後に右前打を許して降板。この走者も還り、6回1/3を3失点で今季初黒星を喫した。

 「前回登板よりは良くなっているという手応えは感じる」と話す通り、内容は上々。試合開始時の気温6度という寒さの中、2試合連続の無四球と計15奪三振を記録した。降板時には地元ファンから大きな拍手を浴び、アーロン・ブーン監督も「ミスで彼の好投が消えるわけではない」とねぎらった。 (杉浦大介通信員)

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2018年4月7日のニュース