メッセ 開幕暗雲…右肩に張りか、ノースロー調整「大事をとって」

[ 2018年2月27日 05:30 ]

投内連係で一塁のベースカバーにダッシュするメッセンジャー
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 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が26日、今キャンプ初めて、ノースロー調整となった。右肩に張りがあると見られ、予定されていた3月3日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)の登板回避がこの日までに決まった。すでに決定している3月30日の開幕戦(対巨人、東京ドーム)までの調整に一抹の狂いが生じることになった。

 頼れる助っ人右腕に異変が起こったのは明らかだった。ブルペンでの投球練習はもちろん、キャッチボールも行わず。ドーム内でのゴロ捕球練習でも下手からの送球を繰り返した。高まる周囲の不安…。ただ、宿舎に引き揚げる際の表情は、意外に明るかった。

 「無理する時期じゃない。明日(27日)も投げないと思う。シーズン中に左投げに転向するよ(笑い)」

 メッセンジャーの言葉にもあるように、蓄積疲労を考慮した上で大事をとったもよう。来日9年目。自他共に認める投手陣のリーダーとして、ここまで精力的にキャンプを過ごしてきた。初の実戦登板となった21日の韓国・KIAとの練習試合は1回1安打無失点と順調そのもの。香田投手コーチも補足した。

 「大事をとってのノースロー調整。状態を見ながら次のスケジュールを決めていく。一回空くぐらいなら問題ない。それ以上にあったとしても体が一度できているから時間はかからない」

 27日もノースローの予定だが、キャンプ打ち上げの28日は当日の状態を見て判断するという。回復が進めば、次回の実戦登板は9日か10日の中日戦(ともに甲子園)になる見込み。開幕に向け万全に仕上げるまでの時間はまだまだある。金本監督も「詳しくは聞いていないけど。そんなに心配することではないと思うけどね」と不安視はせず。つかの間の休息を経て、エース右腕は再びペースを上げていくはずだ。

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