元ハム芝草氏 母校を初指導「強い帝京は復活できる」

[ 2018年2月27日 05:30 ]

帝京で指導する芝草氏(中央)。右は前田監督
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 母校・帝京の外部コーチに就任した元日本ハム・芝草宇宙氏(48)が26日、東京都板橋区の同校グラウンドで初指導を行った。

 11年夏以来の聖地を狙うナインを前に「帝京は甲子園で優勝を狙うチーム。もう一度、その目標に向かってほしい」とあいさつ。投手陣には身ぶり手ぶりを交えて技術指導を行った。

 春夏3度甲子園に出場し87年夏は2回戦・東北戦でノーヒットノーランを達成。プロ野球を引退後は昨年まで日本ハムでスカウトを務めた。前田三夫監督(68)から指導を受けて成長できたと高校時代を振り返り「前田監督に育ててもらった。思いきり恩返しをしたい」と気合十分。指揮官も「母校思いでいつも熱い気持ちを持っている。うち(の課題)は投手。力強い助っ人が来てくれた。生徒にもいい刺激ですよ」と喜んだ。指導を受けた投手陣の一人、田中は「下半身を意識して投げるように言われた。プロで長年やっている方に教わることができるのは貴重な経験。ありがたい」と話した。

 今後は不定期で指導を行う予定。目指すのは春夏通算51勝、3度の全国制覇を誇る強豪の復活と、プロで活躍する選手の輩出。「王者・帝京を忘れたくない。トップレベルを目指して、スケールの大きい投手を育てない。強い帝京は復活できる」と力を込めた。

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2018年2月27日のニュース