ロサリオ ココパーク弾予告!スコアボード破壊150メートル弾 

[ 2018年2月27日 05:30 ]

金本監督(左)の前でロサリオがフリー打撃で豪快な一発
Photo By スポニチ

 沖縄・宜野座キャンプに参加している阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29=韓国・ハンファ)が26日、かりゆし宜野座球場の中堅方向にある電光掲示板の一部を破壊する、推定飛距離150メートルの衝撃弾を放った。

 「ロサリオの衝撃」は終わらない。キャンプインから、その打棒で宜野座の観客を沸かせ続けてきた新助っ人が、またも規格外の一発を披露した。フリー打撃の32スイング目。すくい上げるように振り抜いた打球は高々と舞い上がり、中堅方向への強い風にも乗りグングン伸びた。着弾したのはバックスクリーン上部の電光掲示板に光っていた「阪神タイガース」の「イ」の文字の真下。衝撃でその部分だけが消灯し、黒くなった。

 「日本では初めて。以前にはあるけどね。風のおかげ。風に助けられたと思うよ」

 本人は驚異の「破壊弾」にも涼しい顔だったが、球場関係者は大慌て。管理する宜野座村教育委員会の担当者は「初めてのこと。想定外です。キャンプ中の修理は不可能なので、終了後に故障状況を確認してからになると思います」と目を丸くした。その場にはいなかった金本監督も「今日は風も強かったしね。ほんまに壊したの?(中堅フェンスまで)122メートルにプラス25メートルくらいか。色を付けて150メートル」と興味津々だった。

 中堅への150メートル弾となれば、本拠地における「CoCo PARK(ココパーク)弾」も可能となるはずだ。甲子園のスコアボード下にある店舗に本塁打を放り込めば、その場にいた利用者はもちろん、当日の着弾時までに飲食した利用者もレシートの提示で全額返金される太っ腹なサービス。サヨナラ本塁打となれば、実質、全額タダという計算になる。

 飛距離150メートル超なら到達するという試算が出ているが、09年の開始以降、達成者はいない。そのことを伝え聞いたロサリオは「まずは一回、食べに行きたいね。そこでおいしかったら狙いたい」とニヤリ。特大アーチを見られた上に、飲食代まで無料となれば、虎党を歓喜させることは間違いない。

 8日のフリー打撃で放った「170メートル場外弾」でファンの度肝を抜き、中盤の実戦では3戦連発。そしてこの日の破壊弾…。最後の最後まで新4番候補が主役を務める。(山添 晴治)

 ▽CoCo PARK(ココパーク) 甲子園球場の外野2階、スコアボード下にあるアミューズメントエリアで、15年4月7日にリニューアルオープン。飲食店の「ココキッチン」では選手とのコラボメニューが楽しめ、昨季は「岩貞のとろける抹茶羊かんクレープ(600円)」、「原口家おふくろの味 豚ロースすき焼き重(1200円)」、「高山の9種のこだわり魚介油そば(800円)」などを販売。本格的なストラックアウトに挑戦できる「ストラックココ」や、トリックアートによる写真撮影スポットなどもある。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月27日のニュース