新井「いいキャンプ過ごせている」3月上旬OP戦いける

[ 2018年2月27日 05:30 ]

ノックを受け、軽快にグラブトスをする新井
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 宮崎の日南キャンプに参加している広島・新井貴浩内野手(41)が26日、順調に調整していることを明かした。

 「本当に順調に来ている。ケガもないしね。いつオープン戦に出るかは、スタッフが決めることだから分からない。でも、いいキャンプを過ごせている」

 春の陽気につられるように、ベテランは、はつらつと動き回った。強い日差しが照りつけ、日南市内の最高気温は16度。今キャンプ一番の暖かさの中で、新井は声を張り上げながら投内連係と内野ノックをこなし、続いて行われたフリー打撃ではミート中心に45スイング。午後からのシート打撃では3打席に立ち、快音を響かせることはなかったが、福井、佐藤の左右両投手の球筋を確認したことを収穫とした。

 「振ることに関しては問題ないよ。キャンプ通して、しっかり走り込みもできたしね」

 1次キャンプから比べると、調整段階は明らかに上がった。2月上旬は「まじで寒い。今までで一番くらい」と口にするほど気温の上がらない日々。故障防止のため、走り込みやウエートトレーニングを中心にスロー調整を余儀なくされたが、2年連続で日南に居残り始まった16日からの2次キャンプでは、気温の上昇とともに練習の強度も上がった。「振る量を増やしたい」と課題を挙げ、シート打撃で実戦形式の打席にも立つなど量、質ともに予定通りに調整を進めてきた。

 1、2軍ともに27日に春季キャンプを打ち上げる。新井は広島に戻り、再び1軍に合流する見込みだ。昨春を振り返れば、オープン戦初出場は3月8日だった。今季もまだオープン戦出場はないが佐賀、長崎で開催される3月3、4日の西武戦に出場する可能性もゼロではない。

 リーグ3連覇に向け、チームの精神的支柱を担うが、大前提として“新井さん”の打力は必要不可欠となる。豪快なフルスイングを披露するべく、実戦段階にステージを進める準備は整った。(河合 洋介)

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2018年2月27日のニュース