広島 岡田が始動 原点は大商大での「陸王投法」

[ 2018年1月3日 15:46 ]

母校の大商大で始動した広島の岡田                               
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 広島の岡田明丈投手(24)が3日、母校の大商大グラウンド(奈良県香芝市)で始動した。大商大OBの中日・桂依央利捕手(26)や同OBの楽天・吉持亮汰内野手(24)らとキャッチボールやランニングなどで汗を流した。

 「ここに来ると、初心を思い出す」と話したように、3年連続で母校のグラウンドから新年のスタートを切った。小雪も舞う中、恩師である大商大・富山陽一監督に直立不動で挨拶を済ませると、自然と気持ちも引き締まった。その恩師から「自分を変えずに頑張れ」とゲキも受けた。

 大学時代、富山監督考案の地下足袋トレでメキメキと力をつけた。体に負荷を掛けるため、マウンド後方から本塁方向へ傾斜を登るように投球練習を繰り返した。スパイクを履かず、地下足袋だけを履いて下半身を強化したことがプロでの飛躍につながった。老舗の足袋メーカーがモデルとなったTBS系の人気ドラマ『陸王』は「見てなかったです」と笑ったが、鍛練を積んだグラウンドへの思い入れは人一倍だ。

 戦国武将・真田幸村とゆかりのある三光神社(大阪・天王寺区)で初詣も済ませ、おみくじは「大吉」を引き当てた右腕。球団史上初のリーグ3連覇がかかる今季の個人テーマに『勝』を挙げた。「自分に甘えることなく、厳しくいきたい。自分に勝つことができれば、おのずと相手にも勝つことができる。1年間ローテを守ることが絶対条件です」。昨季の12勝を上回る活躍を目指す。

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2018年1月3日のニュース