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侍J稲葉監督 野球離れへの危機感「東京五輪はチャンス 野球する子供を増やす」

「学ぶ」をテーマに、正座しておごそかな気持ちで新年を迎える稲葉監督
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 2018年の日本球界は、どんな未来が待っているのか。「新春球界インタビュー」と題し、3回にわたってお届けする。第1回は、昨年7月に就任した侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)。20年東京五輪での金メダルという至上命令の下、全日本国民の批判と叱咤(しった)を一身に背負っていく覚悟を口にするとともに、清宮、大谷、そしてイチローと注目選手の夢プランまで大いに語った。(聞き手、構成・後藤 茂樹)

 ――新年、あけましておめでとうございます。侍ジャパンの指揮官として迎える元旦はまた違うのでは?

 「日の丸を背負っているということを、一年間ずっと考えなくてはならない。全然違いますね。現役の時は地元愛知県のバッティングセンターで初打ちすると決めていました。五輪まであと2年。ホップ、ステップ、ジャンプという言葉がありますが、いろんなことに挑戦していくのが今年だと思います」

 ――14年限りで引退し、日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサーとして活動してきた。野球界を取り巻く環境はどう映る?

 「野球離れへの危機感は非常に感じています。人口に対して約3倍のスピードで減っています。東京五輪で野球が復活する。これは僕の中で大きなチャンスです。注目され、野球をする子供たちを増やす。その使命を感じています。選手には球界の鑑(かがみ)であってほしいし、子供たちから憧れられる存在になってほしい。そのために一番に求められるのが結果です」

 ――改めて、稲葉監督が考える野球の魅力とは?

 「みんなが監督になれるスポーツだと思うんです。間(ま)があって、それこそ100通り以上の考え方がある。それが一番面白いところであると」

 ――全国1億2700万人が侍ジャパンと稲葉監督の戦いを、あれこれ言い合いながら見てほしいと?

 「そうですね、いろんなことを言ってもらっていいと思います。いろんな意見があっていい。勝っても、“あの場面はどうだったの?”というのが必ず出てくる。私も勉強させてもらう上で、いろんな方の意見は貴重ですし。何でも言われる覚悟ですし、そういうことも受け入れながら勝っていくことが一番」

 ――初陣となった昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは優勝という最高の形で結果を示した。今年は3月と11月に代表の試合が予定されている。

 「ノートにポジション別で名前をつけ、40〜50人ぐらい。選びたい人数が多すぎて、非常にいい悩みです。その中で、3年間を見据え、軸になってほしいという選手は何人かいます。これは正直言って、自分の中で賭けといいますか。まだ誰とは言えないのですが、ドンと軸でいる選手は考えてます。今まである程度、ジャパンを経験しているのは間違いないので、初めてユニホームを着る選手ではないとはお伝えできます」

 ――古巣日本ハムは大谷がメジャーへ旅立ち、清宮が入団した。

 「清宮君は“北海道から世界へ”と色紙に書いていた。なかなかルーキーが目標にできることではない。ビッグマウスではなく、彼自身、本当に思っていることだと思います。東京五輪を目標に挙げてくれているのも非常にうれしい。監督としても、皆さんが期待するのであれば入ってもらってというところもあります。大谷選手とはルーキーの時から同じユニホームでやらせてもらった。実は昨年の開幕前には自宅に呼んで食事もしたり。個人的にかわいがっていました。招集は難しくなりますが、できれば代表にも入ってもらいたい。あくまで思いだけですが、持っています」

 ――大谷に限らず、日本人メジャーリーガーを呼びたいか。

 「イチロー選手も、これはかないませんでしたが、昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでも選手に声を掛けに来てもらいたいという願いはありました。彼の去就問題もあり、連絡はできませんでしたが、特別な存在、影響力のある方なので。ユニホームは着なくても、いずれ代表に少しでも顔を出してもらえるように、そんなプランも夢に描きながらやっていきます」

[ 2018年1月3日 12:30 ]

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