阪神ドラ6牧 新人始動一番乗り 同じ高卒・才木先輩のように

[ 2018年1月3日 05:30 ]

京都・鴨川沿いでの自主トレで投球フォームを披露した牧丈一郎
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 阪神のドラフト6位・牧丈一郎投手(18=啓新)が2日、新人一番乗りで始動した。生まれ故郷である古都・京都市内でランニングなどで汗を流し、プロ1年目となる今季の大目標に「1軍戦登板」を掲げた。

 眼下には鴨川の悠然たる流れ。西の方角を見上げれば、山頂に雪をかぶった比叡山の雄姿が飛び込んでくる。厳粛な空気が漂う正月の京都で、牧が記念すべきルーキーイヤーをスタートさせた。

 「入寮も近づいてきたので、これからプロの世界で戦っていくんだなという気持ちが強くなりました。京都は生まれ育った地なのでやっぱり特別な思いがあります」

 実家からも近い京都市北区上賀茂周辺の河川敷を黙々と走り込んだ。年越しは母親とともに「テレビを見ていました」とゆっくり過ごしたものの、気持ちはすでにプロ野球選手の一員。正月2日から約2時間汗を流し、改めて今年の抱負を口にした。

 「序盤はプロの世界に慣れることをしていかないといけないと思いますが、後半は(昨年の)才木さんのように1軍で投げたい」

 ドラフト6位の下位指名ながら、かつての戦国武将のように「立身出世」の野望を抱いてプロの世界に飛び込む。今年の育成選手を含めた新人7人中、ただ一人の高校生。先輩・藤浪のような鳴り物入りの入団ではなく、将来性を見込まれての指名なのは分かっていても、のんびり構えるつもりは毛頭ない。

 昨年は高卒新人だった才木が、10月5日の中日戦でプロ初登板を果たした。身近にいる先輩を手本にし、いずれはチームを背負って立つエースになる――。その最初の一歩となる「高卒1年目での1軍デビュー」を古都の空に誓った。

 高校は福井・啓新のため、京都に帰省してからも下鴨中時代の友人などから多くの祝福を受けた。「みんなから期待してくれている声をいただいたんで、応えられるようにしたいです」。将来的には小学校時代に所属していたチームに「バスが古くなっているんで、寄贈できればいいですね」と恩返ししたい夢も披露。輝かしい未来をその剛腕でつかみ取る意気込みだ。(山添 晴治)

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