広島・薮田 マエケン超え243%増 慢心なし「1年だけじゃなく」

[ 2017年12月1日 09:22 ]

広島の薮田
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 広島・薮田和樹投手(25)が30日にマツダスタジアム内で交渉に臨み、3400万円増の年俸4800万円(金額はすべて推定)で契約を更改した。

 近年の球団投手では08年の前田(現ドジャース)の213%を超える243%の大幅アップ率となり、「1年だけじゃなく長年続けている。そういう投手になりたい」と海を渡った先輩同様、先発陣の軸となることを誓った。

 5月末に先発に転向してリーグ2位の15勝。連覇に貢献し、勝率第1位の初タイトルも獲得した。そんな飛躍の3年目にも「もっと安定した投手になりたい」と満足はなく、「ハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以内)を毎試合の目標にやっていきたい」と力強く掲げた。

 球団の期待も大きい。鈴木清明球団本部長は「1年間、最低でも170イニング投げるつもりでやって欲しい。黒田やマエケンは200投げる力があった」と要望。当初は中継ぎだったこともあり、今季は129回で規定投球回には届かなかった。イニング増を絶対条件とし、「ここ一番で勝てる投手になりたい。CSでも二つ目が勝てなかったし、それが今年一番悔しかった」と表情を引き締めた。(桜井 克也)

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