悩めるカブス打線 記録で見るナ・リーグ優勝決定S 

[ 2017年10月18日 16:39 ]

 第3戦で打線を入れ替えたカブスはこのシリーズでドジャースのリリーフ陣と通算12回2/3にわたって対戦しているが、放った安打は2本だけ。第3戦の9回、捕手のアレックス・アビラ(30歳)が左前打を放つまで第1戦から29打数連続で無安打だった。

 安打数は第1戦から4→3→8。今季のチーム打率はナ・リーグ6位の・255だったが、リーグ優勝決定シリーズではア・リーグのアストロズ同様に打線が不振をきわめている。

 0勝3敗からのシリーズ逆転は北米アイスホッケーリーグ(NHL)では4回あるが、大リーグでは2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースを下したレッドソックスの一例があるのみ。NBAにはポストシーズンすべてのシリーズでまだ一度も起こっておらず、カブス・ファンにとっては“奇跡”を信じるしか仕方のない状況になってしまった。

 なおドジャースは18日の第4戦で今季16勝を挙げた左腕アレックス・ウッド(26歳)が先発するが、9月29日以来、中18日での登板。今ポスシーズンでは初めての登板となる。

 一方、追い込まれた王者カブスは2015年にサイ・ヤング賞に輝いたジェイク・アリエッタ(31歳)が中6日で先発する。

続きを表示

2017年10月18日のニュース