ジャッジ復活弾!待望37打席ぶりアーチ ヤンキース逆襲1勝

[ 2017年10月18日 05:30 ]

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦   ヤンキース8―1アストロズ ( 2017年10月16日    ニューヨーク )

4回、3ランを放つジャッジ(AP)
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 ヤンキースは16日(日本時間17日)、ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦でアストロズを8―1で下し、対戦成績を1勝2敗とした。今季本塁打王のアーロン・ジャッジ外野手(25)が4回に3ラン。田中将大投手(28)が先発する18日(同19日)の第5戦以降に突破への望みをつないだ。

 すさまじい弾丸ライナーが左翼席最前列に吸い込まれた。5―0の4回2死二、三塁。ジャッジの待望の一発に4万9373人の興奮は頂点に達した。

 「誰しも好不調はある。何も変えず同じように準備をしていた」

 地区シリーズでは、同シリーズのワースト記録を更新する16三振で20打数1安打。本塁打は3日のワイルドカードゲームで放って以来37打席ぶりだった。不振でも辛抱強く2番から打順を下げず起用してきたジョー・ジラルディ監督は「一振りで試合の流れを変えられる」と称えた。

 右翼守備でも先発サバシアを強力に援護した。4回には本塁打性の飛球をフェンスに激突して好捕。5回には右前のライナーをダイビングキャッチし、これは計測システム「スタットキャスト」で捕球確率29%の高難度だったと算出された。

 第3戦でシリーズ初勝利。「日々プレーできること自体が夢のよう」。ひたむきさを失わない大砲の復活は、敵軍の最大の脅威となる。 (大林 幹雄)

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2017年10月18日のニュース