【追球】荒れ球で裏目に…西武・源田 決められなかったエンドラン

[ 2017年8月21日 09:10 ]

パ・リーグ   西武3―9日本ハム ( 2017年8月20日    札幌ドーム )

<日・西>5回無死一塁、中飛に倒れる源田
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 2点を追う5回無死一塁。西武はエンドランを仕掛けた。走者が12盗塁の秋山で、打者は29盗塁の源田。条件は整っていたが、計算しきれない要因によって結果は裏目に出た。

 3ボール1ストライクからの5球目は高めぎりぎりのコース。見逃せばボールか。しかし走者が走っており、空振りはできない。源田は打ちにいったが中飛。進塁打とならず「僕のミスです」と言った。上原の制球が定まらないがゆえに、来たのはゴロにしづらい高めの球。荒れ球の行方までは、西武ベンチは制御できなかった。

 「3ボールがあったりして逆に絞りづらかった」と辻監督。そのカウントで勇気を持ってサインを出したが、危険とも表裏一体だった。上原に5回まで5四球をもらいながら8残塁で無得点。荒れ球に翻弄(ほんろう)された黒星だった。(鈴木 勝巳)

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