“広陵コンビ”１番俊介＆２番上本でビュン！先制　電光石火わずか８球

セ・リーグ   阪神３―２中日 （ 2017年8月20日    ナゴヤドーム ）

＜中・神＞初回、先頭打者で三塁打を放ち、滑り込む俊介
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　猛虎は電光石火の攻撃で初回に幸先よく先制点をもぎ取った。立役者は１番俊介と２番上本の広陵コンビだ。

　俊介はカウント２―１から小笠原の１４１キロ直球を引っ張ると、打球はポール際の左翼フェンスを直撃する三塁打。１３年９月２３日のヤクルト戦以来、自身７本目の三塁打でチームに勢いをもたらすと、俊介の１学年上の上本が続いた。カウント２―１から今度も直球を左翼線へ引っ張る適時二塁打。わずか８球で１点を奪い、小笠原の出はなをくじいた。

　「俊介がゲームの先頭からチャンスをつくってくれたので、どんな形でもいいので、俊介を還すことだけを考えていました」

　くしくも２人の母校で夏の甲子園大会に出場している広陵は２０日、準々決勝で仙台育英を１０―４で破り、１０年ぶりに４強進出を果たした。「しっかり振れて、点につながったのでよかったです」と三塁打を振り返った俊介は、母校の話題に「力が出ますし、僕のプレーで力を与えられたらと思っています。僕も勇気をもらっている。後輩に負けないようにやりたい」と笑った。

　今月１７日に３０歳になって以降、初の先発出場で２安打１四球と１番の役割を果たした。それでも「今日は２本ですが、もっと打てるように練習していきたい」と、高校球児のようなキラキラする目で次戦を見据えていた。