元横浜監督・渡辺元智氏が分析 甲子園本塁打量産の2つの理由

[ 2017年8月21日 07:40 ]

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 一昨年夏まで横浜監督を務めていた渡辺元智氏は、本塁打数の大会通算記録が更新されたことについて、(1)データの入手が容易になった(2)スポーツジムなどが手軽に使えるようになり、選手の体格が充実したことが理由に挙げられると分析した。

 テレビ解説のため甲子園を訪れ、現地で試合を見ている渡辺氏は「初球からフルスイングしている選手が多い」と明かす。「かつては試合前に何も情報がなく、打席に立って何球か見なければ投手の特徴はつかめなかった」というが、今は動画サイトなどで、分析が容易になっている。

 学校にトレーニング施設を持ったり、食トレなどの効果についても「昔は900グラムのバットなんて振れなかったが、今は軽々と振っている」と話した。また、今大会は140キロを常時計測する投手も少ないことなども理由の一つとした。

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