明大 長江 “帯広フォーク”で完投勝利 元スケート王者は「スタミナ自信あります」

[ 2017年5月30日 17:06 ]

東京六大学野球春季フレッシュリーグ(新人戦)   明大2―1法大 ( 2017年5月30日    神宮 )

1失点完投した明大の長江
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 スケートチャンピオンが神宮のマウンドで大きな自信をつけた。法大戦に先発した明大・長江理貴(りき、2年=帯広緑陽)は140キロ後半のストレートに自ら命名した“帯広フォーク”を中心に法大打線を4安打。9回に1点を奪われ完封は逃したが、147球の見事な完投だった。

 中学時代はスピードスケートの全国大会500メートルで優勝。平昌五輪も夢ではなかったが好きな野球を選択した。この日は気温も30度近い条件だったが「スタミナには自信があります。最初から飛ばして最後まで投げ切ろうと思ってました」とスケートで鍛えた下半身を武器に9回にも145キロをマーク。「まだ投げるときに力が三塁側に逃げちゃう」と善波達也監督から注文もつくが、それは期待の表れ。「秋のリーグ戦には登板の機会をもらえるよう、しっかり鍛えたいと思います」5位と低迷したチームに北の大地で育った右腕が救世主として名乗り出た。

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2017年5月30日のニュース