甲子園 内野“拡大”でケガ&失策防止へ 2メートル幅で芝刈り取り

[ 2017年5月30日 09:00 ]

25日の巨人戦前に外野部分の芝を刈り込むなどの作業が行われた甲子園
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 甲子園球場のグラウンドが一部リニューアルされることが29日、わかった。外野の芝生を2メートル幅で刈り取り、内野の土面積が広がる。グラウンドを管理する阪神園芸の関係者が説明した。

 「芝生の下にある土と、内野の土は違うので、芝を刈り取るだけではない。交流戦期間のどこかで(作業が)できれば」

 内野手の負傷防止が狙いだ。平田チーフ兼守備走塁コーチが高代ヘッドコーチに内野の拡大プランを提案したことが発端。球団内でも検討を重ねて、決定した。同チーフが説明する。

 「守備位置がどんどん前に行ってしまう。芝を減らせば守備範囲も広がる。イレギュラーバウンドもなくなる。WBCで菊池がそらした(雨でぬれた芝によって球足が速くなる)。ああいうのをなくしたい。上本も足を引っかけてケガをした」

 実際に5日の広島戦で、内外野境界線付近で打球を処理した上本が右足首を捻挫した。また39失策はリーグワーストで、そのうち内野手が犯した捕球ミスは13個。捕球地点がちょうど土と芝の境界線と重なることが一因となったものもある。

 内野は四分円の形をしている。外野の芝部分との切れ目は「内外野境界線」と呼ばれ、投手板からコンパスで円を描く。昨年1月末にも1メートルを刈り込み、さらに今回は2メートルを刈り込んで半径33・5メートルに伸びる。久慈内野守備走塁コーチも同調し、メリットを明かした。

 「マツダスタジアムはもっと土(の部分)が広い。(甲子園は)守っていても気になるところに境目がある。ケガの予防にもなる」

 遠征に出る6月5日から1週間程度で作業が行われる。

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