マギー!阿部!村田!巨人 4番トリオ初そろい踏みへ 交流戦DH生かす

[ 2017年5月30日 05:30 ]

交流戦   巨人―楽天 ( 2017年5月30日    Koboパーク宮城 )

高橋監督が見守る中、フリー打撃を行う村田
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 巨人が今季4番に座った主砲を並べた重量打線で、反攻に出る。Koboパーク宮城で全体練習を行い、30日の楽天戦ではDH制が適用されることでマギー、阿部、村田の「4番トリオ」が初めて同時にスタメンで起用される。

 4連敗で借金1に沈むチームは、ここまで14試合連続1桁安打。2リーグ制後では球団ワーストとなる11試合連続ノーアーチと苦しい状況が続くが、開幕から主に代打で起用されてきた村田は「チャンス。結果を出す」と「6番・DH」での出場が有力だ。

 今季スタメンはまだ5試合だが、心強いデータもある。交流戦通算本塁打は、西武・中村が歴代1位の67発だが、阿部が53本で2位、村田は52本で3位。打点も村田は3位の160点で、阿部が4位の152点。楽天時代の13年交流戦で6本塁打をマークしたマギーが4番に座り、阿部、村田の「交流戦男」が後ろに控えれば、破壊力抜群だ。

 交流戦のポイントについて、高橋監督は「DHをどうやって使うか」と話した。ベテランの守備負担を軽減させることも可能となり、阿部は「もし、DHで出たら打ちたい」と意気込んだ。

 6月1日の対決が予定される則本は、プロ野球新記録となる7試合連続2桁奪三振がかかっている。楽天日本一の13年に同僚だったマギーは「目の前で記録を達成されることはよくない」と阻止に燃える。シーズンの行方を占う18試合。打線が機能すれば、チームは再び上昇気流に乗るはずだ。 (重光 晋太郎)

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2017年5月30日のニュース