千隼の特長はケガなく投げ続けた「特徴ないフォーム」

[ 2017年1月16日 05:30 ]

ブルペンで投球練習する佐々木
Photo By スポニチ

 ロッテのドラフト1位右腕、佐々木千隼投手(22=桜美林大)が15日、新人合同自主トレが行われているロッテ浦和球場で初めてブルペン入りし、立った捕手を相手ながら58球を投げ込んだ。小さなテークバックから腕を鋭く振ると、ドラフト7位の宗接(亜大)のミットが小気味のいい音をたてた。「今日は傾斜を使って投げることが目的。ボールがどうこうではない」。それでもスライダー、カーブに加えて得意のシンカーを織り交ぜ、昨秋ドラフトの外れ1位抽選で5球団が競合した存在感を示した。

 流れるフォームからスリークオーター気味の右腕が柔らかくスムーズに出てくる。そこから最速153キロの直球が繰り出される。佐々木は「自然にできた投げ方。体の使い方やどこ(の筋肉)を意識して投げるとかでだいぶ変わってきた」と大学の4年間でフォームも変化したと明かした。

 注目新人の初ブルペンを視察した小林投手コーチは「きれいなフォーム」とした上で「特徴がないといえば、ない」と続けた。だが特徴がないことに利点は多いという。同コーチは「制球がいいし、変則タイプの投手に比べて故障しない」と説明した。癖が出にくいという長所もある。

 70キロほどだった大学入学時から体重は15〜16キロ増量。筋肉量を増やしながらも大学4年間を通して大きなケガなく投げ続けた「特徴のないフォーム」が佐々木にとって最大の「特長」だ。20日頃からは捕手を座らせた本格的なブルペン投球を開始する予定。「2月1日からバリバリできるように体をつくっていきたい」。右腕は目を輝かせた。 (君島 圭介)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2017年1月16日のニュース