【CSキーマン】ロッテ 得意舞台で「アジャ」が流れ呼ぶ

[ 2016年10月7日 10:10 ]

アップを行う井上
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 秘密兵器の「アジャ」が帰ってきた。ロッテ・井上は4月下旬に2軍落ちしたものの、左手首痛のデスパイネの代役として8月に緊急昇格し、チャンスをつかんだ。

 今季の全2本塁打をヤフオクドームで放ち、同球場で6試合18打数6安打の打率・333、5打点。ソフトバンク戦の打率も・308をマークしている。

 「ヤフオクドームにはいいイメージがある。一発があると投手に怖いって思わせることができる」

 イースタン・リーグでは打率・342で首位打者を獲得。しかも、規定打席に足りない45打席を凡退しても打率が2位を上回る圧倒的な数字で、例外規定を適用して認定された形だ。

 貴重な長距離砲は自身初のCSに向けて、「社会人でも(トーナメントを)経験したけれど、短期決戦はデータよりも、その日の調子がいいかどうかが大事」と力を込める。一塁には井口、福浦という百戦錬磨のベテランもいるが、「アジャ」にはひと振りで流れを変えるだけのパワーがある。=終わり=

 ▼ロッテ担当・渡辺剛太 プロ通算4本塁打のうち3本がデスパイネとのアベック弾だ。名コンビの「アジャパイネ弾」に注目したい。

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2016年10月7日のニュース