「確実に2位までに消える」静岡・鈴木は“第二の青木”

[ 2016年10月7日 08:00 ]

静岡の鈴木
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 日本高野連と全日本大学野球連盟は6日、プロ志望届の提出を締め切った。高校生は夏の甲子園を制した作新学院(栃木)の今井達也投手、履正社(大阪)・寺島成輝投手、横浜(神奈川)・藤平尚真投手、花咲徳栄(埼玉)・高橋昂也投手の「BIG4」に加え、静岡の鈴木将平外野手ら計105人が提出。大学生は創価大の田中正義投手、桜美林大の佐々木千隼投手、明大の柳裕也投手、中京学院大の吉川尚輝内野手、日大の京田陽太内野手ら111人が届け出た。ドラフト会議は20日に行われる。

 今秋ドラフトの高校生で注目されるのは投手だけでない。No・1野手の呼び声が高いのは静岡の鈴木だ。

 在阪球団のスカウトは「確実に2位までに消える。大学、社会人を含め外野手ではNo・1」と評価し、全12球団から調査書も届いた。

 50メートル走5秒8の俊足が武器で、スポーツメーカーが実施した30メートル走3秒88のタイムで全国1位になった。高校日本代表に選ばれ、U―18アジア選手権(台湾)では3番に座り、香港戦でチーム1号となる右越え弾を放つなど木製バットへの対応力も示した。21打数8安打6打点、ベストナインも獲得した。

 当初は進学とプロで迷っていたが「プロでまたレベルの高いみんなと一緒にジャパンでやりたい」と、今夏甲子園を制した作新学院・今井らと戦った経験も大きい。憧れはマリナーズの青木宣親。「プロ入りできたら1番で貢献したい」。広角に打てるシュアな打撃とスピードで憧れの世界に挑む。 (小澤 秀人)

 ◆鈴木 将平(すずき・しょうへい)1998年(平10)5月20日、静岡県富士市生まれの18歳。吉原二中時代は静岡蒲原シニアに所属し3年春に全国8強、夏16強。静高では1年春からレギュラー。同年夏から3季連続甲子園出場。今夏は静岡大会4回戦で浜松商に敗退。高校通算21本塁打。1メートル74、75キロ。左投げ左打ち。

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2016年10月7日のニュース