イチロー 最初に伝えたかったのは弓子夫人 家族で祝賀パーティー

[ 2016年8月10日 05:30 ]

<マーリンズ・ジャイアンツ>6回、代打・イチローが打席に向かうと地元ファンが拍手で祝福する

ナ・リーグ マーリンズ7―8ジャイアンツ

(8月8日 マイアミ)
 マーリンズのイチロー外野手(42)が8日(日本時間9日)、大リーグ史上30人目の3000安打を7日のロッキーズ戦で達成後、マイアミの自宅で深夜に家族水入らずの祝賀パーティーを行ったことを明かした。

 デーゲーム終了後、敵地デンバーから弓子夫人も同乗したチームのチャーター機でマイアミへ。帰宅時には日付が変わっていた。「(午前)3時か3時半。食事前にチームメートから贈られたワインを飲みました」。愛妻の存在について「昨日も会見場に彼女がいて“誰に最初に伝えたいか”と聞かれた時に頭に浮かんだ。でも、そこにいたのでそうは言えなかった。でも、帰った時に2人で(愛犬の)一弓の顔を見た時にはホッとしました」とはにかみながら家族の絆を口にした。

 この日はジャイアンツ戦の前に、米国野球殿堂博物館へ記録達成時のユニホームなど用具5点を寄贈することを発表し会見。過去に6回訪れている殿堂について「神戸ビーフ食べたことない人に神戸ビーフを説明するみたいなところ。1回食べてみろよという感じですね」と独特の表現で思いを語った。試合には6回2死二塁で代打出場し二ゴロに倒れたが、地元ファンから総立ちの拍手で盛大な祝福を受けた。 (笹田幸嗣通信員)

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月10日のニュース