山梨学院 21年ぶり甲子園勝利 チーム打率・490積極打法

[ 2016年8月10日 05:30 ]

<山梨学院・長崎商>7回1死二、三塁、山梨学院・知見寺の左犠飛で三塁走者・広瀬(右)が生還

第98回全国高校野球選手権第3日・1回戦 山梨学院5―3長崎商

(8月9日 甲子園)
 49代表でトップのチーム打率・490を誇る山梨学院打線が、積極打法で11安打5得点。95年以来21年ぶりの甲子園勝利を飾った。

 初回先頭の土田が初球を左前に運び、2番・宮下も「監督さんからは“初回は打たせるぞ”と言われていたのでバントはないと思った」と初球を打って左越えへ二塁打。2球で先制すると、続く知見寺(ちけんじ)は1ボールからの2球目を中前適時打した。

 清峰(長崎)を率いて09年のセンバツを制した吉田洸二監督が13年に就任。昨冬から重さ7キロの丸太を両手に抱えて走る清峰時代の強化メニュー「丸太ダッシュ」を復活させ、打力アップにつなげた。出身は長崎。佐世保商3年夏に敗れた長崎商を相手に、8月9日「原爆の日」に甲子園で勝った。「こういう日に甲子園で試合をさせてもらった。生徒とともに平和を学んでいきたい」と口にした。 (川島 毅洋)

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2016年8月10日のニュース