広島新庄 エース堀が12回完投!177球熱投に「走り込みの成果」

[ 2016年8月10日 11:40 ]

<関東第一・広島新庄>広島新庄の先発・堀

第98回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦 広島新庄2―1関東第一

(8月10日 甲子園)
 広島新庄が熱戦を制して2年連続で初戦を突破した。記者団に囲まれた迫田監督は「どうなってもおかしくない試合。苦しいですね」と第一声。「選手がよく頑張ってくれた」とうなずいた。

 試合は投手戦となり、1―1のまま延長戦に突入。12回、1死満塁の場面で3番の北谷が決勝の中犠飛を放った。「ロースコアでないと自分たちのペースでないと思っていた」と迫田監督。12回を完投して7安打1失点と好投を見せた先発の堀については「持ち味が出ていなかった。本来の力からすると50パーセントの出来」と話した。

 堀は県大会で多投。肩を休めるために甲子園入りしてからは投球練習を控えていたというが、177球を投じながらも最後まで球速は衰えなかった。「走り込んでいてよかったです」と白い歯を見せた左腕。「序盤は納得のできる投球ではなかったが、自分の球を投げられるように後半はプレートに立つ位置を変えた」と明かしていた。

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2016年8月10日のニュース